真空管交換(追記有り)
2013年 03月 20日
荷物が届いた。
前々から交換しようと思っていたギターアンプの真空管。
パワー管はアンプを新品で買った時に既に付いていたSOVTEK製の同じものを購入。
JCM900が発売された1990年。それから1998年までの間、JCM900ではパワー管はそれまでのEL34ではなく、5881が使われています。
この5881のクリアでソリッドなサウンドがJCM900と言うアンプの個性となってると思ってます。EL34のような粘りのあるサウンドではないですが、凄く『音を作りやすい』サウンドで、現在、足下で音色を固めてる自分にとっては必需品です。作りやすい上にマーシャル独自の空気感がちゃんと出るんです。
ちなみに98年以降のマーシャルアンプ、JCM2000以降はまた従来のEL34が使われてるみたいです。
現行のSOVTEKの5881/6L6WGC(奥)と、同モデルの元から付いてたもの(手前)。
文字プリントデザインと、寸法も少しだけ(写真では解りにくいが新しいもののほうがちょっとだけ長い)変更されています。
パワー管交換!う〜ん。新品は見た目的にも気持ち良いですねw
次はプリ管(ECC83)。プリ管はGrooveTubes製のマッチング調整済み三本セット(マーシャルハイゲインキットなるもの)を購入しました。写真左が元から付いてたマーシャル製。右がGrooveTubes製です。
ECC83を2本と、それら2本にマッチングを施したファイズインバータープリチューブMPI、1本からなるセットとの事で、これによってどの程度パワフルになるのかが変化が楽しみです。
各箱に表示されてる通り、V1、V2、V3ポジションにそれぞれを設置。完了。
元々付いてたプリ管三本。左のものはロゴを指で擦っただけで簡単に消えてしまいました(汗)。二十年も経てば・・ねぇ・・。ホント替え時だったってことか。
まず、次のリハで鳴らしてみるのが凄く楽しみです!
追記3/21:
このエントリーに関して、あるSNSで『バイアス調整』の事柄のコメントがありました。
今回のJCM900/4100 のパワー管交換に関してのバイアス調整ですが、基本的にマーシャルのサイトでは、『純正(もとから付いているパワー管、と判断してます)と同じものに交換するのであれば特に必要無い』との表記がある為、今回、バイアス調整は行う予定はありません。その為に元々付いてたものと同一モデルでなおかつクアッドなものを購入しました。
この辺は半分自己責任のつもりでやってますが、JCM900に関しては他のサイトも調べてみて、大丈夫だろうと判断してます。
ただ、バイアス調整に関してはちょっと興味があるので個人的に今後色々勉強がてら手を付けてみようと思っています(ブログのネタにもなるかなw)。JCM900の場合それをするには管にカマセル器具(バイアスキング、もしくはそれを自作)が必要です。
兎も角、アンプの種類や管の種類でバイアス調整が必要かどうかは決まって来ます。
このブログの内容は管理者の自己判断であり、ここをみてチューブ交換に興味を持った方、やってみる方は、自己責任でお願いします。
追記4/16:
↑この時はホンキでこうやればバイアス調整は必要無いと思ってました。無知ってこわいですね^^;
結局経年によるパーツの変化から、実際バイアス調整してみると適正値からかなりのズレ。
トリマを結構回さなきゃ適正値になりませんでした。
今はバイアスメーターも自作し、アンプもバッチリ調整しています。詳しくはこのカテゴリ内の他のエントリーをご覧下さい。