自家製バイアスチェッカー作成の手順 - PART1
2013年 04月 14日
ちょっとキッチリと、バイアスチェッカーを具体的に作成する手順を記していきます。バイアスキング等のバイアスメーターは購入すると高いのでちょっと電気工作が出来る方は作ってみるのも良いと思います^^
別途テスターが必要なバイアスチェッカー、勝手に『YOSHI BIAS(ヨッシーバイアス)』と名付けましたw
100Wの真空管アンプはパワー管が4つ。ちょこまか抜き差しせずにバイアスチェックする為に、真空管アダプタは4つ作る事にします。真空管アダプタは4つとも付けっぱなしで根元のコネクタを差し替えて切り替えチェック出来るようにします。
では、作成します。
真空管のピンは時計回りに番号が付けられてる事は以前のエントリーでも書きましたが、もう一度復習しておきます。
バイアスチェックに必要なピン番号からは配線を引き出します。以下詳細。
1番は不要
2番は白にして上下連結。
3番はプレートライン、赤として、上下連結。計測用に上部から別線をもう一本外部に伸ばす。
4番は茶色にして上下連結。
5番はグリッドバイアスライン、黄色として、上下連結。計測用に上部から別線をもう一本外部に伸ばす。
6番は不要
7番は青にして上下連結。
8番はカソードライン。バイアス調整は基本的にここを測りながら調整する。抵抗をかませ上下連結。抵抗の上(頭側)から緑、下(ピン側)から黒の線を外部に伸ばす。
8番の緑と黒のカソード電圧(mV)が結果的にカソード電流の数値(mA)と同じになる。同じになるようにする為に抵抗は『1Ω』を使う。オームの法則。
今回、真空管アダプタは4つ作るのですが、使用する抵抗は次の二種類を二つずつ用意しました。
ともに1Ω3WのものDALEの方が少し値段が高いのですが、高いだけあって抵抗値が安定してます。熱にも強い感じ。・・・・うーん、全部DALEにしておけばよかったな〜^^;・・・・Ohmiteは若干数値にムラが出ます。
次に続く